WEB入居申込みサービス
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- web内見予約・入居申込サービスSumai Entry
- ITANDI BB(申し込み受付くん)
- いえらぶCLOUD
2019年末ごろから不動産業界において広く利用されている「web入居申込」。
これまで不動産物件を賃貸する際の一連の業務には様々な煩わしさがあったのは周知の通りでしょう。
賃貸契約の申込のウェブ化は、入居希望者と管理会社ならびに仲介会社双方にとって大きなメリットをもたらしました。また不動産IT企業としては最大手ともいえるアットホームが始めたサービスもあり導入する管理会社や仲介会社が増加しています。
また、その便利さが広く認識されユーザーが増加すると、アットホームだけでなく複数の企業が同サービスを展開するようになってきました。
現在リリースされているWeb申込アプリは、全体のユーザー数やプレゼンスを上位7つのサービスが占めていると見られます。
今回はこれら7サービスについてそれぞれのメリットやデメリット、そして賃貸管理のIT化が、今後どのように進んでいくのかを概観することで長期的にお買い得なサービスの考察を行っていきたいと思います。
【不動産会社向け】おすすめのWEB入居申込みサービス7選まとめ
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1.Sumai Entry
会社名 | 株式会社いい生活 |
サービス名 | Sumai Entry |
「Sumai Entry」は、株式会社いい生活が提供するWebエントリーシステムです。
初期費用が50,000円で、月額費用が同社が提供する他サービスとの連動費10,000円とその他機能の従量料金が追加される形となっています。
また、費用面の他にも内見予約管理業務を総合的に効率化する点に優れており、カレンダー機能と連動できるほかエクセルなどのCSVダウンロード機能も搭載しています。オーナーや入居者に対し報告資料などを共有する際には、出力データから簡単に資料作成できる点が魅力といえます。
コストの低さと、情報管理のしやすさといった側面では非常におすすめのサービスとなっています。
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2.いえらぶCLOUD
会社名 | 株式会社いえらぶGROUP |
サービス名 | いえらぶCLOUD |
これまで不動産テック領域で数々のサービスを展開してきた株式会社いえらぶGROUPが提供するweb申込サービスが「いえらぶCLOUD」です。
同サービスのポイント1つ目は「導入後も寄り添うサポート&コンサル」です。
幅広い不動産のITサービスを手掛けてきた経験から、サポート体制が非常に充実しています。わからないところを気軽に相談できるだけでなく、電話や訪問、テレビ会議などの多様な手段によって入居者確保などのコンサルティングまで手伝ってくれます。
また、上記以外にも機能が圧倒的に充実している点が2つ目のポイントになります。
賃貸管理の域を超え、顧客管理やWEB集客、業者間サイト、間取り図作成など非常に多様な機能を備えており、不動産管理や仲介業務において有用なツールはすべて揃っているといっても過言ではありません。
ただし、web申込機能のみをご利用という方に関してはあまりおすすめできないかもしれません。
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3.申込受付くん(ITANDI BB)
会社名 | イタンジ株式会社 |
サービス名 | 受付申込くん |
「申込受付くん」は、不動産リーシング業務のワンストップサービス『ITANDI BB』シリーズのWeb申込アプリです。
サービスを提供するイタンジ株式会社は、これまで多くの不動産DXに関する事業を運営しており、中でも『ITANDI BB』シリーズでは9つの業務効率化ツールを展開しています。これらはそれぞれの業務に応じて適格に細分化されており、「この機能を使いたいけど他の機能もパッケージになっておりコストが高い」といった顧客のニーズに対応しています。
そのため、「余計な機能はいらないが、今後どのような機能が必要になってくるかわからない」といった方にはぜひ「申込受付くん」をおすすめいたします。
また入力の不備を自動でチェックしてくれたり、仲介会社にチャットでメッセージを送れるといったものが独自の機能と言えるでしょう。
さらに『ITANDI BB』では約30社の大手保証会社と連携しており、同サービスにおいても安心して利用できる点も強みと言えます。
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4.リアプロWEB入居申請
会社名 | 株式会社リアルネットプロ |
サービス名 | リアプロウェブ入居申請 |
株式会社リアルネットプロが提供する「リアプロウェブ入居申請」は、リアルタイム空室情報システム『リアプロ』シリーズのWeb申込アプリです。
同社が展開している賃貸管理会社および仲介会社向けウェブサービスの「リアプロ仲介」「リアプロ管理」と連携させることができ、従来よりも手間なくスムーズに賃貸保証への申し込みが出来るようになります。当然他サービスの同時利用が義務付けられているわけではなく、業種や効率化したい仕事内容などによって使うサービスを選択することが出来ます。
また、手書きによる保証申し込み作成所の手間を減らすことができ、社内の業務効率化にうってつけのサービスとなっています。
「リアプロウェブ入居申請」を利用する最大のメリットは、その使いやすさにあるでしょう。専用のアプリなどをダウンロードする必要がない上、設定1つですぐにWEB申込が完了するため管理会社だけでなく入居者にとっても非常に使い勝手がよいとされています。
さらにWEB入居受付を開始する前に社内テストを設けることが可能となっており、想定外のミスを事前に防ぐことが出来るよう構成されているなど、いかに管理会社や仲介会社の利用シーンを配慮しているかがよくわかります。
「使いやすさ」といった点でサービスを選ぶ際はリアプロウェブ入居申請をお勧めします。
公式サイト:リアプロWEB入居申請
5.スマート申込
会社名 | アットホーム株式会社 |
サービス名 | スマート申込 |
不動産仲介会社の多くが加盟するアットホーム提供が提供する「スマート申込」は、コストの削減と業務効率化に特化した最もオーソドックスなウェブ申込サービスです。
使いやすさ、利用料金、追加機能、他サービスとの連係などどれをとっても十分なパフォーマンスを発揮でき、長年業界トップを走ってきた老舗不動産IT企業としてのクオリティが担保されています。
2019年からスタートしている同サービスは、元々は首都圏24,000店のアットホーム加盟店が利用できるよう拡充されてきましたが、今では全国57,000店以上の「ATBB」を利用するアットホーム加盟店が対象となるようエリア拡大がなされています。
よってアットホーム加盟店の中でもATBBを利用していれば同サービスの機能を全国で使うことが出来ますが、「ATBB」を利用していなかったりアットホームに加盟していないと利用することが出来ない(要問合せ)とみられるため、多くのサービスを使う必要はないという方にはあまりお勧めできないかもしれません。
しかしながら、運営会社の信頼度もさることながら、全国で数万社にも及ぶユーザーがいると見られることから非常に安心感をもって利用できるサービスと言えるでしょう。オーソドックスに選びたいという方には非常におすすめ致します。
公式サイト:スマート申込
6.Conomy
会社名 | gooddaysホールディングス株式会社 |
サービス名 | Conomy |
2016年創業のgooddaysホールディングス株式会社が手掛ける「Conomy」。入居後も入居者とのやりとりできる機能が付き、サービス体験フローの上流から下流までを抑えたUX設計がなされています。
同サービスにおいて特徴的なのは、上述の通り入居者にとって一貫したサポートが可能となる点です。利用する仲介会社や管理会社の機能も十分に充実していますが、お客様にとっての利便性を重視しているため、各企業にとっては長期的なメリットを享受できるようエコシステムが設計されていると言えます。
また、同社は詳細な料金プランを公開しており、初期費用が50,000円(一般プラン)、月額費用が25,000円となっています。サービス内の別の機能を利用する際に追加料金が発生することがありますが、比較的コストが抑えられているのではないでしょうか。
他社が料金プランをホームページなどで公に開示していないことからも、料金設定には自信があると見られます。よって、コスト抑え目でサービスを使いたいという方におすすめできるのが「Conomy」となっています。
公式サイト:Conomy
7.いえらぶBB
会社名 | 株式会社いえらぶGROUP |
サービス名 | いえらぶBB |
いえらぶBBとは、リーシング業務を一気通貫で支援する業者間流通プラットフォームです。
リーシング業務にかかる手間を圧倒的に削減できるので、空室物件がスピーディーに埋まります。
物件情報の変更がリアルタイムで反映されるため物件確認が不要、スピーディーな仲介を実現することができます。
また、内見予約や入居申し込みもいえらぶBBで行えるため、入居希望者とのやり取りをよりスムーズかつ効率的に行うこともできます。
・問合せや入居希望者とのやりとりに時間がとられている
・管理戸数が増えたが人手が足りない
・賃貸管理をもっと楽に行いたい
などの会社様に大変おすすめです。
機能も充実している上に無料で使えるので、コストを抑えて導入したい会社様もぜひ検討されてみてください。
賃貸契約Web申込のメリットとデメリット
賃貸住宅のWeb申込は入居希望者にとってのメリット・デメリットと、管理会社にとってのメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
入居希望者 | 不動産会社に出向かなくてよい | 書類の控えがない |
保証会社の申込を省ける | 年配者にはむずかしい | |
マイペースで申込みできる | ||
管理会社 | ペーパーレス化が図れる | 連携先や他部門がIT化されていないと逆に効率が落ちる |
申込書の記載不備や間違いを防げる | 管理戸数が少ない会社では余分なコストになってしまう | |
基幹システムとの連携により業務の効率化が図れる |
入居者にとっても管理会社にとっても、Web申込による大きなデメリットはありません。
ただし、月の申込件数が100件を下回る規模の事業所では、あまりメリットを感じないかもしれないといわれています。
逆に申込件数の多い場合は、メリットとしてあげられる基幹システムとの連携により、大きな業務効率が期待できるのです。
一方、デメリットにあるように審査部門や入居者管理部門との間では、ペーパーによる情報伝達がおこなわれているような状態だと、申込だけがIT化されても意味はないということも指摘されています。
トータルなIT化があって、はじめて有効に使えるのが「Web申込」だと認識しておかなければなりません。
まとめ
賃貸Web申込を中心に最近の賃貸管理業務のIT化と、業界で生れた新しいシステムなどについて、駆け足で紹介しました。
コロナ禍という状況のなか、各分野でのオンライン化は非常に早いスピードで進んでいる感があります。賃貸管理のIT化については補助金制度もあり、2021年には賃貸管理業界の様相はかなり変わっているかもしれません。
IT化に後れをとると、ビジネスチャンスを失うことにもなりかねません。善は急げといいます、早目の対応を心がけましょう。
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