導入事例

不動産売却専門のホームページで成約率70%!純利益120%増加できた営業ノウハウとは

 

今回は不動産業界の中でも地方エリアで社長お一人でも売上を飛躍的に伸ばした不動産会社様の事例のご紹介です。

不動産売買をメイン事業にされている、愛媛県今治市の株式会社松けん不動産様。社長の松本逸太様は元々大手ハウスメーカーで営業職のキャリアを積まれた後に地元の不動産会社に転職、その後独立していらっしゃいます。

3期目となる2017年に当社とお取引が始まり、売主様向けの不動産売却に特化したホームページを制作・運用させていただいております。

そこから3年、今や社長お一人で不動産売却件数「年間100件」まで増やすことができています。

なぜ地場密着のローカルビジネスの不動産会社様で、ここまで飛躍的に売買件数を増やすことができたのか? ホームページリニューアルと不動産一括査定サイトの活用から実際の営業ノウハウまで、その理由について探っていきます!

一人社長で不動産売却数「年間100件」成約できているお客様インタビュー

課題は一括査定サイトからの成約率の悪さ

―本日はよろしくお願いいたします。まずは当社とお付き合いする前のお話をお聞かせください。元々売却依頼獲得に関しては一括査定サイトをご使用されていたとお聞きしてますが、当時の売却集客に関してどういった課題をお持ちだったんでしょうか。

課題に関しては圧倒的に売却の成約率ですね。
紹介に関しての成約率は60~70%ですが、査定サイトの問い合わせはとにかく成約しない。確率で言ったら100件3~5件決まるか否かだったので、紹介と査定サイトが売却の主な経路だったのにそこの成約率が悪かったことによって、非効率な営業活動になっていて、それが原因となって売却の成約が少なかったことですね。

独立した時から売却を集客をしっかりと行い、売主を抑えるというのは決めていたのですが、それでもやはり問い合わせは来るけれど、成約率が悪かった。ここが一番の課題でした。ただ、解決する方法が全く浮かんでなくて。明らかに解決しないといけない問題だ、という認識はあったので、ブランディングテクノロジーさんの提案を受けた、という流れですね。

画像:株式会社松けん不動産 代表取締役社長 松本逸太 様

ホームページリニューアルで生まれた相乗効果

-結果的にホームページリニューアル後、不動産売却のお問い合わせ変化はありましたか?

おかげ様でインターネットからしっかり集客して成約できています。
ブランディングテクノロジーさんにホームページを売却向けに構築しましょう、と提案を受けてから大分状況が変わりましたね。

-成果で言えばどれくらい変わりましたか?

まずは今まで0件だった自社のホームページからの売却依頼が、年20件弱獲得でき、成約率が70%まで変化しました。
ホームページ単体からの売却依頼は月に1~2件、年間で20件弱ですかね。しかもそのうち70%が成約に至っています。
これだけでも十分成果としては出てるなと思うのですが、それだけではなく、もう2つメリットがあります。

一つ目は、ホームページをリニューアルしたことによって、査定サイトの問い合わせの質が向上したこと。

査定サイトは今すぐ売りたい方ととりあえず金額だけ知りたい方がいらっしゃると思うのですが、前者の方に実際にお会いできる回数が増えました。今までは査定サイトからの問い合わせはなかなか連絡が付かなったり、サイトによっては何社にも問い合わせがいくので、こちらから連絡したとしても、もう既に他社でお話が進んでいたり、そもそもそこまで売る気はなかったお客様もいらっしゃったんですね。先ほどお話した成約率の悪さというのはこの話なのですが。

今までは査定サイトを介した売却が愛媛県今治市内で10件あったら3人ぐらいの売主様としか連絡が取れなかったんです。ホームページをリニューアルしてからは、きちんと連絡を返していただける売主様が8~9人ぐらいに増えましたね。成約いただけるか否かはまた別ですが。

もちろん査定サイトは、競合とバッティングするので、当社にお任せいただける売主様とそうじゃない売主様がいらっしゃいます。それでも査定サイトからの問い合わせの質、査定サイトからのお客様としっかりお話できる機会が増えたことは結果的に年間の売買件数が増えたことに影響があると思います。

二つ目は売却の依頼が増えた中でも買取の成約が増えたこと。これは明確に体感してますし、利益の面でも大きいです。ブランディングテクノロジーさんに任せて良かったと思う一番の理由ですね。 実際に当社にお任せいただいたお客様からいただく声としては「ホームページを見たら信頼して任せられそうと思った」「スピーディに買い取ってくれそうと思ったから」と言われることが増えました。

私の意見ですが、売却の基本は仲介が売主様にとって良いと考えています。買取よりも仲介の方が金額高くなりますし、買取は仕組み上、不動産会社が買い取るわけなのでどうしても売却価格は安くなってしまいますから。

ただ、ホームページを作成して「安くてもいいから買い取って欲しい」という方が確実に増えたので、高く売りたい方だけではなく、スピーディーに売却したいという方も多いことがはっきりわかりましたね。

依頼が増えた要因は「遠方エリアからの問い合わせ」

-ありがとうございます。買取が増えた理由はどのようにお考えでしょうか。

なぜか買取が増えたかというと、成約するお客様のエリアが変わったからです。 ホームページリニューアル前は成約した売主様のうち、約70%は今治市の方だったのですが、ホームページリニューアル後は逆転して60%が市外・県外の方になりました。

これは買取が増えた直接的な理由でもあると思うのですが、大阪や東京に出られた方が相続物件などを早く手離したいといって買取を望まれてるケースが多いです。ご自身で購入された方はやはりご自身でお支払いをされているので、もし仮に売る際は仲介で高く売りたいケースが多いと思うんです。

ただ、東京などに出られて、今治に帰る予定も全くない相続人の方はやはりその物件の支払いをしていたわけではないので、相続したらそれは早く手離したいと思うはずです。1,000万払った人が500万で売るのと、何も払わずに500万で売れるのでは、話が違いますからね。 実際に固定資産税の納税通知のタイミングではそういった相談が増えますね。スピーディな売却を望まれてる方に選んでいただいてるのかなといった印象です。

-そういうことですね。ただ、とはいっても競合との相見積もりなどもあり問い合わせがあるので、そう簡単に成約になるとは限らないと思うのですが。

もちろんそうです。ただ、実は私は競合とバッティングした際は買取ではなく仲介に切り替えるんですよ(笑) やっぱり欲張ると金額が高くなってしまいますし、金額勝負になると良くないですから。売主様に取って最適な売却活動を当社ができる範囲内で行うことが大事だと思います。

-仰る通りだと思います。ちなみに金額提示やご提案時に気を付けてらっしゃること、こだわりなどはございますか?

ご提案に関していうと、こだわりはまず金額は絶対に高めに提示しません。仲介で、60~90日の期間で売れる金額で出します。それ以上の時間を要しても良いのであればもう少し金額は上がりますし、そこまで時間がかけられないのであれば、買取をオススメしますが、基本的にはその時間で成約まで持っていける、という前提のもと、ご提案差し上げますね。

基本的に仲介の場合私は不動産を売るにあたって、60~90日間で売り切る自信があります。もちろん買主がいて仲介が成り立つので絶対はないですが、その期間条件を査定金額の基準にしてます。「買取はどうですか」と話はしますが、基本的に現実的に売れる金額で査定金額を出します。

-なるほど、松本社長はそういった適正な金額で査定額で出されると思うのですが、他の不動産会社様はそれよりも高い金額で出される場合もありますか?

たまに見かけるすることはありますが、大体1~3割高いことが多いですね。 もちろん私もチャレンジ価格、という意味で、お客様のご要望から相場よりも金額を出す時はありますが、それはやはりお客様が希望した時のみです。 中でも、時間が1年でも2年でもかかってもいいから高く売りたい、という方もいらっしゃるのですが、元々売りに出して1年経ってその金額で売れました!という方は滅多にいらっしゃらない。売るのであれば、適正な期間・金額で売りましょう、という提案をさせていただきます。

-その「適正価格」についてお聞きします。やはりその精度は営業担当の目利きによって変わるのでしょうか?やはりその土地の相場感や需要を理解しているか?が重要なのでしょうか。

まず、営業担当によって大きく変わりますね。ただ、その変わるというのは地域性を理解しているだけではないと考えています。

-他にどういった点が重要でしょうか。

私が事業を行っている愛媛県今治市などは非常にわかりやすいのですが、田舎の地域になればなるほど、住宅用地の割合が多くなると思います。都心部であれば、事業用などもあるかと思いますが。実際今治も90%が住宅用地です。

じゃあ住宅用地の目利き、って何なのか?という話になると、当然建物のことを理解しておくことが大事じゃないかなと思います。

例えば、この土地にはどういう向きでどういう間取りの、どういう配置で駐車場があって…こういう理由だから、この土地はいいんです、だからこの金額なんです、という査定金額に説得力があるかないかが非常に重要だと考えてまして。

なので、地域性のことを理解していてもその物件の適正な価格が提示できるかと言われればそうじゃないと思いますので、しっかりと建物の価値を見極められるのがその担当者の目利きだと思います。

-なるほど、ありがとうございます。そういった説得力は売却だけでなく、買いのお客様も同じですよね。

仰る通りです。当社は地域柄、大きな学校法人ありますので公務員の方がよく物件購入としてご相談いただくことが多いです。公務員の方に限ったことではないですが、金額の根拠や物件について説得力をもってお話しないと、やはり不動産の売買は大きな買い物ですからね。

あと、買主のお客様、という意味では地元の工務店やハウスメーカーに住宅購入の相談された方が当社のお客様になることが多いですね。

お客様はBtoCだけじゃない

-注文住宅を購入する方が工務店に相談して、その工務店の方から土地の相談が来る、という流れのことでしょうか?

そうです。特に私の場合はそのパターンが多いような気がします。元々のキャリアもあって前々職の頃からお顔を覚えてくださっている工務店・ハウスメーカーの方がいらっしゃって、そういったところからの相談は多いですね。

-なるほど、そういった関係性を構築するために何かコツみたいなものはあるのでしょうか?

そもそも不動産会社と建築会社の関係性としては建築会社の営業担当の方が、「お客様に提案できる土地はないか?」と不動産会社にご連絡をいただくことが多いです。

コツとは言えませんが、私がその営業の気持ちがよくわかるので、「その営業担当がお客様に売りやすいように」というのは徹底してます。

例えば「この土地は○○万円ですよ」だけではやはりその営業マンはやる気がでないので、そこは自身の経験や知識から、こういう土地だからこういう間取りでこう建てたらいいんじゃなかろうか?とか情報を足した状態でお持ちします。

そうすると、その営業の方も複数ある土地の中から自信を持ってお客様に提案ができるのでお喜びいただけるわけです。そうなると次のお客様も…となり関係ができていった形ですね。

-確かにそうですね。市場における競合についても教えてください。

不動産業界は物件の紹介を業者間で行うため、良い関係を気付くのは最低条件で必要です。ただし、査定サイトなどで問合せを複数社問い合わせされる方も当然いらっしゃるので、やはり競合にはなりますね。

売却に関しての勝ち負けはやはりスピードと、先ほどお話した提示金額の説得力だと思います。

一括査定サイトで問い合わせいただいて、何分後にご連絡差し上げるかが勝負になりますので、そこはやはりスピード勝負ですよね。やはり、私一人でやっていますので、敵わないこともあります。ではどこで勝負するかというと提案の質ですよね。 最近思うのはやはり買主と売主をバランス良く集客することかなと思います。

-と、言いますと?

売却を獲得するにあたって、一番強いのは「この物件はもう既に購入希望者がいて、この金額で希望されてます。だからこの金額で売れるんですよ」と言えることが一番、説得力のある言葉だと思うんですよね。ですので、不動産会社としては売却依頼を獲得していくのであれば買主を獲得していくのも大事かなと思います。

競合他社様も自社で物件を建てたり、建売をやっているところもあるので、そういった提案をされているんだろうなぁとは思います。ただこれも逆説的ですが、建築が出来るところは建築条件付で出してしまうので、もしかしたらスピードが落ちることもあるかもしれませんね。やはり早く売りたいのであれば、買取か、広く情報を公開した方が早く売れますから。

-ありがとうございます。買主の方が多くいればその分、売却の金額提示も説得力のある提案ができるということですね。ちなみに、最終的に御社に売却をお任せする理由はどういったところになるとお考えでしょうか。

最終的には代表取締役である私が自ら対応してくれるところだと思います。 不動産の売買はお客様にとっては一生のうち一回あるかないかですので、重ね重ねになりますが、やはり提案の説得力が重要だと思うんですね。 やはり自分の発言に責任が持てるか、とかお客様のニーズを深堀できるか、というどちらかというと抽象的なところじゃないかなと思います。

購入のお客様はやはり会社ではなく物件を見てくるので、極論誰が営業してもいいわけです(笑)。ただ、売却のお客様に関しては不動産会社で選ぶのではなく、人で選ぶのではないかなと思いますね。「この人になら任せても大丈夫」と思ってもらえるかが如何に大事か。 ですので、やはり売却の場合はどこまで対応するのか、とかどこまで相談できるのか、どういう知識を持っているか、というところを大事にしてます。最近の相続問題なんて特に知識が必要だと思います。

先ほどお話した土地・物件という不動産についてはもちろんですが、税法などの法律・相続についてなどの知識を元に如何に信用してもらえるかかなと思います。

-仰る通り、幅広い知見をお持ちであることも御社の強みであると思います。

ですので、ブランディングテクノロジーさんにお願いしたホームページは、そういった私の特徴を引き出して、お客様にわかりやすく訴求していただけているから問い合わせが増えたのかなと思ってますね。ホームページからの問い合わせは成約率が高い理由は、私のことをある程度信用して問い合わせしてくださるので、そこからお会いしてお話させていただければお任せいただけるのだと思います。

-ありがとうございます。最後に今後の御社についても教えてください。

おかげ様で両手仲介件数、買取再販件数の増加で利益は毎年120%で増えていっております。 当初目標は年間売買100件でしたが(今期92件、うち両手は26件)、それを達成をしたとしても、如何せん一人でやってますので、この件数をやり続けることが難しいのではと思ってます。 もっと効率的にやっていくために、しっかり両手の成約を増やしていくためにまだまだ仕入れを増やしていかないといけないですね。 極論両手で50件いけば、最も効率的に100件いけるので、そこを目指したいですね。

-松本社長、インタビューありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!

ホームページリニューアルから純利益120%増加できた秘訣

成功ポイントまとめ

  • 自社の強みを活かした顧客開拓、顧客との関係構築ができている
  • Webを活用した遠方のお客様からの買取ニーズを獲得できた
  • 査定サイトと自社サイト双方の特性を活かし、相乗効果が生まれている

今回のインタビューの内容を、SWOT分析でまとめて解説します。成功のポイントは3C分析で詳細に見ていきましょう。

※「SWOT分析」…目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つ(ウィキペディアより引用)

※「3C分析」…企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツールの一つ(ウィキペディアより引用)

図解:SWOT分析

図解:3C分析

Customer…顧客ニーズを理解する

売主様の集客において重要になってくるのは、売主の売却を検討し出した経緯やニーズ・願望をいかに理解するかということ。その方が「早く」売りたいのか、「高く」売りたいのか。 いずれにせよ、金額の妥当性が大事だと、松本社長は仰っておりました。

2500人のリサーチから見えてきた「不動産売却に必要なこと」

当社では、不動産売却をしたことがある、もしくは検討中である方を対象に独自の調査を行い、不動産売却における意識調査を行いました。 売りたい物件が発生してから、実際の不動産業者選定プロセスや決定打になったポイントまで、フェーズごとに解説します。

【ユーザーリサーチ結果】 内容:不動産売却における意識調査 回答者数:2465人 年齢:30歳~69歳 エリア:全国

アンケート結果総括

  • 売却を検討するのは住み替えが半数以上を占めており、相続による売却は2割強
  • 不動産会社選びにおいて参考にしたのは、知り合いへの相談や口コミとインターネットで検索するが8割
  • 決め手は査定金額と売買担当者の対応がほぼ同率
  • 不満に思ったポイントの8割は売却価格だが、満足してもらうには売買担当者の対応やスピードも重要
  • 売却経験者の半数以上が複数社に査定依頼を出すことをオススメしている
  • 会社知名度や高く売れるかもしれない可能性よりも、確実に成約まで導いてくれる会社を求めている

今回行った調査での売主様の傾向としては、不動産会社の規模や知名度ではなく、価格を前提条件とし、その売却スピードや営業担当者の対応によって満足度が変わることがわかりました。

また、売却スピードが速いことが喜ばれる理由として、遠方に住んでいらっしゃるお客様の相続相談で「帰省する予定もないため、相続した物件を早く売却したい」というニーズが増えた、というお話でした。先ほどのインタビュー内でにもあったように、明らかに「早く売りたい」ニーズの典型であり、こちらは買取による売却方法がお客様のためになるかと思います。

松けん不動産様のようにWebを上手く活用することによって、こういった売主の集客も可能になりますので、やはりホームページを使った売却依頼の集客は集客数だけではないメリットが得られるといっても過言ではないでしょう。愛媛県今治市のようなローカルなエリアで生まれやすい事象です。

遠方の方は買い取って欲しいニーズが強い。よって、不動産売却における顧客というのは、実際にそのエリアにお住まいで物件をお持ちしている方だけではなく、そのエリアに物件を持つ可能性がある、そのエリア外に居住している方(主に相続人)ということが言えます。 以上のことを踏まえ、当社では地域の不動産会社の売却におけるターゲットはエリア・年齢・ゴール・感情・見積・条件・経緯によってセグメントが分かれると考えております。

不動産売却においては買主の集客も重要です。売主獲得だけでなく、いかに買主となる工務店・ハウスメーカーと友好な関係が築けるかも重要だというお話でした。

土地の販売を行ってくれる(買主を見つけて来てくれる)不動産会社によって重要な買いのお客様です。地場の販売力のあるハウスメーカー、工務店に信頼されることによって、そのハウスメーカー、工務店が欲しい土地の売却案件が来た時に、説得力のある価格提示が可能です。 つまり、売却の成約を上げるためには売主だけでなく、買主の数も重要になってくるため、そういったところへの営業・ネットワークの構築も重要項目です。

こちらはWeb上での集客では限界があり、そもそも難しいとも言えますので松けん不動産様独自の強みと言えるでしょう。

「不動産売却」市場分析まとめ

  • 売主は会社の知名度で選ばない。価格は当然に、応対者で満足度が変わる
  • 地域外の方からの問い合わせを増やすのであればWebを活用する必要がある
  • 成約率を上げるためにも買主の集客も重要

Competitor…競合他社と差別化する

競合に関してはユーザーが問い合わせしてくる前後で分けて考える必要があります。

不動産売却においてはWeb上で検索される方と口コミなどを参考にされる方が2極化しているというアンケート結果をご紹介しました。 Webに限ってお話すると、売主様が問い合わせされる前後で競合の存在が変わることを理解しておくことが重要です。

実際に地域の不動産会社に問い合わせされる前に、大手不動産会社や査定サイトを使って、売却先を選定している方もいらっしゃいます。 査定サイトを継続的に出している企業様であれば、この段階からでも貴社で売却を依頼する可能性もありますが、もし査定サイトに登録されてらっしゃらない場合、この査定サイトに顧客が奪われている可能性が高いことを理解しましょう。

参考:Googleで「不動産売却 大阪市」で検索した場合の検索結果
このように不動産売却のキーワードでGoogle検索をすると、ほぼ、大手企業や、査定サイト・ポータルサイトが占めております。 地域の不動産会社がWebで売却を獲得するためには、このような競合性の中に参入する必要があります。

次に問い合わせがあった後の競合性についてです。 松けん不動産様のインタビューでは「相見積もりになった時点で買取から仲介に切り替える」というお話がございました。 問い合わせがあってからお会いする前に専属専任媒介契約を行う方はそこまで多くない(ほぼいない)と思いますので、問い合わせがあってから、何社に査定依頼を取る予定なのか、他社はどれくらいの金額で査定金額を出しているのか、競合の担当はどれぐらいのスピード感で対応しているのか、常に気を配り対応しましょう。

また査定サイトからの問い合わせの場合、スピードが最も重要となります。 松けん不動産様の場合、代表お一人で事業を営んでいることもあり、問い合わせからのスピードで負けてしまうこともあるという一種の弱みもあります。 対応できるお客様に関してはもちろんスピード感を以て対応していらっしゃいますが、営業担当の方が複数いる競合会社に比べるとどうしてもスピードで負けてしまう可能性があります。

そこで松けん不動産様は最初のスタートで接触できなかった売主様、この場合は他社にも相見積もりを取っている状態の売主様に関してはそこまで強く追客せずに、適正な期間・金額を提示し、仲介での売却にて売却されることをご提案し、買取価格の向上(粗利率の減少)を避けられていることができている、ということが成功ポイントの一つではないでしょうか。

大前提として、複数社に見積を取っていらっしゃる売主様の心理状況として、スピード重視というよりも高く売るための方法として複数社査定依頼を取ってらっしゃるわけなので、仲介売却をご提案するのは自然なことだと思われます。

以上、問い合わせ前後の2つのフェーズに分かれる競合性をWebから営業活動にかけて考慮して集客をしていらっしゃるため、結果的に成約率が高くなっているのです。

加えて松けん不動産様は「不動産売却 今治」でも検索順位の1位を継続的に獲得しており、愛媛県の中でも今治で不動産の売却を検討している方が検索した時に、査定サイトやポータルサイト以上に、松けん不動産のことを知ってもらえている状況が作れているため、候補の一つにしてもらえていると言えるでしょう。

「不動産売却」競合分析まとめ

  • 問い合わせ前は査定サイトが競合になる。(検索エンジンでの検索結果より)
  • 査定サイトの中では競合性が高いので、違う経路を構築するべき
  • 複数社査定される方は高く売りたいニーズが強いため、仲介にて提案するのが無難

Company…自社の特徴を整理する

最後は自社についてです。 自社分析において重要なポイントは、自社の強み・ブランドを明確にすることです。 しかし、皆様にも考えていただきたいのですが、不動産売却において競合他社と明確に差別化できる要素は少ないと思いませんか? 仲介手数料などをくだげるなどメリットを提示することもできますが、それでは利益を削っていることになりますので本末転倒です。

ここで考えていただきたいのは、「お客様はどのように不動産会社を選ぶか?」です。 不動産の購入や賃貸と違って、不動産の売却の場合はその物件を「無事に売却成約まで導いてくれるか?」で売主様は判断します。

つまりはその不動産会社を探し、信用できる担当がついてくれるかを判断しているのです。

今回インタビューさせていただいた不動産会社様は、「代表自らが、売買担当社となり、豊富な知識と経験で、適正金額、適正期間で売却が成立するまでパートナーとしてお付き合いする」という社長自身の意思が、ホームページのデザインやコピーライティングで表現できているため、「査定サイトで依頼した複数社のうちの一社」ではなく、「代表自らが対応してくれる、まさに自分と同じ、空き家問題も相談できる」不動産会社として認識されています。

もちろん、この時点で実際に成約してくれるか否か、提示金額は妥当かなどの根拠はありませんが、それでもどんな人が対応するのか、どういうスキル・知識を持った方なのかがわかるため、信用まではいかずとも認知、理解してくれている状態には出来ていると言えます。

そもそも差別化が難しい不動産売却において(明確なサービスや独自性を作り出すことが困難なため)は担当者のお人柄や提案のコンセプトなどを明確に発信することが前提として重要になってきます。 また、今回当社が行ったユーザーリサーチアンケートにおいても「会社の知名度ではなく、売買担当となる方で選んだ方が良い」という意見は数多く出ており、企業名だけではなく売買担当をされる方の人柄・経験はできるだけ発信することが重要だと言えるでしょう。

また、松本社長のインタビューでもございましたが、代表取締役の方が売買を担当される小規模な不動産会社様は、代表取締役自らが売買を担当することをサイトで表現することも重要です。

先ほどお話した通り、査定サイトはスピードが命ですので、営業スタッフの多い企業様は有利に動けるはずですが、社長お一人で事業をやってらっしゃる不動産会社様は、社長が対応してることは、売主様にとってプラスに働くはずです。

まとめ

売却獲得のための差別化ポイントとその優先順位

愛媛県今治市の不動産会社、松けん不動産様は売却向けにホームページを作ることにより、エリア圏外の方からの問い合わせも増えました。結果、売却依頼の数、質ともに改善され、松本社長お一人だけの業務でも、年間20%ずつ利益を向上されていらっしゃいます。

不動産会社の数は全国で数多くあり、その大半が地域に根付いた中小不動産会社様です。 「買いは大手、売りは小さい不動産会社」と松本社長仰った通り、当社は地域の不動産会社様ほど売却に向けて今以上にWebで積極的に発信することが、引いては相続空き家問題などによって今後増えていく売主様のためになると考えております。

今回の記事では、小規模の不動産会社様が安定的に売却を成約させていくための手法をご紹介させていただきました。 まずはホームページを売主様に向けて、信用度を挙げた状態で、問い合わせを獲得されることが優先順位が高く、当社では独自のノウハウによってホームページを提供させていただいております。

図解:売却獲得のための差別化ポイントとその優先順位

 

本記事はブランディングテクノロジー公式サイトより引用させて頂いております。

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