リーウェイズの査定書作成ツール「Gate.」を実際に使ってレビューしてみた

本記事ではこれからリーウェイズ株式会社の査定書作成ツール「Gate.」の導入を検討されている方向けに、実際に「Gate.」を利用した操作感や感想をご紹介いたします。

査定書作成ツール「Gate.」の基本情報

● サービス名:Gate.
● 提供会社:リーウェイズ株式会社
● 初期費用:無料
● 月額費用:19,800円~(※)
プランは複数ございます。
詳細な料金を知りたい方はまずは資料をダウンロードの上、お問い合わせください。

資料ダウンロード(無料)

リーウェイズ株式会社の査定書作成ツール「Gate.」を実際に使ってレビューしてみた

では実際に使ってみようと思います。

今回のためにデモアカウントを付与いただきました。

まずはログイン

こちらがログインページです。

IDとPWを入力してログインします。

ログインするとメニュー一覧が出てきます。

「Gate.」は「収益物件」の査定に強みを持っているため、今回は「アパート」を査定しようと思います。

なお、査定対象は直近で成約していた物件と同じ情報を元に算出いたします。

◆査定対象のアパートの物件情報

  • 物件種別:アパート
  • 所在:東京都豊島区千早4丁目
  • 最寄り駅:東京メトロ有楽町線「千川」駅徒歩4分
  • 土地権利:所有権
  • 土地面積:公募115.70㎡(34.99坪)
  • 地目:宅地
  • 接面道路:南西側公道3.8m、南東側公道4.0m
  • 用途地域:第一種住居地域
  • 建ぺい率:70%
  • 容積率:160%
  • 構造:木造地上2階建
  • 築年月:2017年8月
  • 建物面積:1階62.93㎡、2階54.85㎡、合計117.78㎡(専有面積10.01㎡~11.93㎡)
  • 総戸数:11戸
  • 想定年額賃料:8,262,000
  • 成約価格:1億3,880万円
  • 成約時想定利回り:5.95%
  • 成約年月:2024年9月※調査日は2024年8月28日

次の画面から、物件情報の入力です。

まず今回の対象物件の情報を入力していきます。

地味に便利だったのが、郵便番号から最寄り駅の予測候補が出てくること。

慣れてないエリアだと正式名称を確認する作業が結構めんどうなので助かります。

全て入力したので、「詳細情報へ進む」をクリックし次へ進みます。

次は、面積や賃料等の情報の入力です。

入力できる内容としては下記となります。

▼物件情報
土地面積や延床面積、エレベータの有り無しを入力します

▼部屋情報
各部屋の情報を入力します

▼物件価格や収入に関する事項(任意)
販売価格や雑収入があれば入力します

▼費用項目に関する事項(任意)
管積や固都税などのランニングコストを入力します

▼積算価格に関する事項(任意)
路線価や建築原価など収益還元法以外の査定方法の際に使用する情報を入力します

▼減価償却に関する事項(任意)
土地建物の割合など減価償却費を算出する際に必要な情報を入力します

▼権利・取引形態・制約に関する事項(任意)
権利の種類や取引形態に関する情報を入力します

▼その他(任意)
複数の筆がある場合や、セットバックなどの情報を入力します

今回は過去成約事例を情報源としており細かい情報がわからないため、「物件情報」「部屋情報」のみ入力してみようと思います。

まずは、「物件情報」。

「建物の賃貸面積」の横にある「各部屋の面積に展開する」というボタン。

これを押すと、「建物の賃貸面積」の情報を総戸数で割って部屋情報を作成してくれます。

この機能のおかげでざっくりとした情報しか持っていな時でも楽に入力が可能です。

ですが、今回は図面に部屋ごとの情報が載っていたため、1件ずつ入力していきます。

ただ、「賃料」については事例では想定満室賃料の記載がありましたが、部屋ごとの賃料の記載がなかったため、想定満室賃料を総戸数で自分で割って入力しました。

この情報を元に査定を行います。

最下部にある「物件情報を保存する」をクリックします。

確認画面らしきものが出てきました。

査定書に進むためには「収益査定する」から進むのですが、その他にも「シミュレーションをする」「エリアレポートを作成する」というボタンが用意されています。

今回は、「査定書」を軸にご紹介してるため詳細は割愛しますが、「シミュレーションをする」ではランニングコストやキャッシュフローなどの情報が付与されており、より詳細な投資の提案が可能な機能です。

「エリアレポートを作成する」は、周辺相場や周辺の建築計画、ハザードマップや統計情報など物件周辺の情報が表示されます。

そのため単純に査定書を作成するだけではなく、より深い提案をするためのツールもそろっています。
※これは査定書単品の機能か確認

では、下部の「収益査定する」をクリック。

さぁどんな結果になるのか期待です。

 

出ました。

かなり詳細に結果が出てきています。

ちょっと細かいのでひとつずつ見ていきます。

▼物件概要

入力した物件情報が記載されています。

▼査定結果:賃料(月額)

入力情報を元にした賃料査定結果が出ています。

上振れ下振れも記載があるので、提案する幅が広がって使い勝手がいいです。

さらに「現在」「5年後」「10年後」と未来シミュレーションを自動でしてくれています。

これは不動産会社は根拠として示しづらいので、機械的に出てくれると提案しやすく助かりますね。

なお、現在の賃料査定は「73.4万円/月」。

査定対象物件の想定賃料では「75.1万円/月」だったため、誤差は2.3%差とかなり近しい金額が出ていました。

▼査定結果:空室率

想定空室率が算出されています。

こちらも「現在」「5年後」「10年後」のシミュレーションを自動でしてくれます。

▼査定結果:表面利回り

想定利回りも「査定値」「過熱期」「停滞期」の3段階で算出してくれています。

もちろん「現在」「5年後」「10年後」のシミュレーションも。

▼査定結果:価格

さぁ査定価格の項目にたどり着きました。

現在の査定値は「1億5,515万円」。

成約価格は「1億3,880万円」のため、成約価格から11.7%上振れしていました。

ただ、そもそも対象物件の売出金額は「1億5,980万円」と査定値と非常に近しい金額でした。

また、今回は面積と賃料など基本的な情報のみで、路線価や減価償却の情報など本来収益不動産を査定する際に必要な情報が欠けてますし、そもそも1年前の事例です。

そのため、このブレはほとんど気にならないレベルかと思います。

▼査定結果:一覧表

ここまでの情報を一覧でまとめて見れます。

なお、ここだけはシミュレーションは5年毎ではなく、1年毎、最長50年先まで可能です。

この部分だけ切り取ってお客様に提案することも十分可能かと思います。

▼各部屋ごとの査定賃料【現在】

なんと全体の賃料だけではなく、各部屋の賃料まで査定してくれます。

これはすごい。

▼周辺事例

最後に周辺事例です。

各部屋ごとの賃貸の類似事例を出すことができるようです。

試しに201号室の事例を出してみました。

近しい事例が15件出てきました。

さらに査定書に記載する事例はここから選ぶこともできるようです。

※今回は全件選択しました

それでは査定書を作成してみましょう。

なお、査定書作成以外に「査定表CSV出力」と「PDF出力」もあります。

出てくる情報は基本的に一緒ですが、取り扱い方でいろいろ選択肢があるのは助かります。

今回は情報が一番リッチな「査定書を作成する」で作成していきます。

査定書のプレビューができてます。

ざっと見ると「担当者紹介」や各査定結果へのコメントが入力できる欄があります。

こちらは右上の「編集」から入力ができるようです。

では「編集」をクリックしてみます。

各ページの入力が可能です。

担当者紹介や会社案内などはテンプレートの作成もできるようで、事前設定をしっかりしておけば非常に楽です。

もちろん提案価格の用意もあります。

今回は特にいじらないのでひとつ前の画面に戻り、「PDF出力」をクリック。

そうすると「PDFプレビュー」画面に移ります。

ここで内容に問題ないか確認します。

それではいよいよ査定書の完成です。

「ダウンロード」をクリック!


これで査定書の完成です!

目次ページ。
全47ページとかなりのボリュームです。

担当者紹介は差別化の武器として使えそうです。

販売事例はマップにも落とされるので、非常に見やすいです。

統計情報も出てきます。

査定書全ページは動画でご覧ください。

全47Pとボリューミーです。

売主様にもしっかりご提案できそうです。

リーウェイズの査定書作成ツール「Gate.」の特徴

Gate.の特徴としては、

  • 投資・収益物件に特化した査定書作成ツール
  • 査定書作成だけではなく、分析ツールとしても利用可能
  • 収益物件のキャッシュフローなどの計算を自動で行ってくれるので、業務効率が可能
  • 詳細な分析が出てくるので、売主・買主双方に利用可能

と、様々な用途で利用ができそうです。

Gate.のご利用をご検討の方のご参考になれば幸いです。

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● サービス名:Gate.
● 提供会社:リーウェイズ株式会社
● 初期費用:無料
● 月額費用:19,800円~(※)
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